
Neveだぜ、Neve。すげーぞやっぱり。
Neveって何?って人はこの際おいていきます(笑)。
今回のミックスから導入したNeveのいわゆるサミングミキサー8816。昨今のデジタル環境でのミックスにはずっと不満があって、Pro Toolsで192の1-2アウトから全部の音が出て来る場合、どうしても奥行きや定位感がなくなってアタックもなくなる傾向がある。
アナログが積み木ならデジタルは2本のホースにいろんな水が入ってくる。
これがどうしても許せなくて、今までSSLが使える場合なんかは楽器ごとにフェーダーに立ち上げてたりしてたんだだけど、今回使用するのはフルデジタルのミックスルーム。ということで導入したのがこのNeve8816。これなら16パラ出来る。
これが素晴らしい!さすがNeve。
とにかく各楽器の輪郭がハッキリするのとNeve特有の粘りと中低域の押し出しがある。位相もいい気がする。ウォールオブサウンド的ボーカルアプローチも意味をなす。
リズムはしっかりと前へ出るし、楽器の余韻が同じになる現象もない。個人的印象では、10kHz台の嫌なHiが自然とディエッサーが効いているような感じで、今までトータルのEQをsontecでいじってたがその必要もなし。Neveを通るだけですでにコンプっぽいので今まで使ってたSSLのアウトボードのコンプも必要なし。トータルのマキシマイザー系プラクインも今回はあえて無しでマスタリングに行こうと思う。
とにかくいい!これだけでこんなに違うものかというのが正直な感想。
今回クロックを変えたのもあるかな。
もちろんミックスエンジニアの改瀬さんのセンスと腕があっての事。ありがとうございます。
マスタリングでも新機材を導入予定。
ヘッヘッヘ

徳永暁人